潰れるキャバクラ・クラブの典型的パターンとは

潰れる店の典型的なパターン

水商売だけに限ったことじゃありませんが、潰れるお店のパターン

  1. エントランスが汚い
  2. ガラの悪い(態度の悪い)黒服がいる
  3. キャストを含むスタッフ同士の陰口
  4. 金のためならどんなお客様でも受け入れる
  5. コンセプトのない店

他にもたくさんありますが、全てに行き着くので。
ただ、水商売を長く続けて行く気のない店などは、当てはまらないと思います。

まず【1】のエントランスが汚い店

これは、飲食店であれば当たり前です。口にするものを提供するのにエントランスが汚い店は、潰れます。店内を一生懸命掃除して、ピカピカにしていてもエントランスが汚い店は、信用できません。
見せかけだけの店になります。
雑居ビルの場合、ビルのエントランスはどこのテナントが掃除するかは決まっていない場合もありますが、積極的に掃除をしましょう。まずはエントランスから自店までの動線はきれいに!
これを行うと自ずときれいな方に人が流れてきます。
店内が汚くてエントランスがきれいな店はありません。その逆はいくらでもあります。
クレンリネスを徹底しましょう。

次に【2】のガラの悪い従業員がいる

ま、これは【類は友を呼ぶ】です。愛想のかけらもない、ブスくれている従業員がいる店は、ガラ悪い客が来ます。それで些細なことでトラブルになります。
良い客層を保つには、従業員から徹底しないといけません。特に水商売の場合、【若い時にやんちゃしてました】みたいな奴がよく面接にきますが、【今でもやんちゃしてます】って感じです。
で、現在進行系でもいいのですが、愛想くらい振りまけるようなスタッフを選びましょう。
愛想と愛嬌は別物で、愛想はつくるもの。愛嬌はにじみ出るものです。

あとスーパーカッコつけも要注意。クールを気取ってとんでもないトラブルを招きます。

【3】キャストを含むスタッフ同士の陰口

特に水商売は、妬みや嫉みが多く感じられます。売上を上げるキャストに対して、【枕】【風紀】などのネットハラスメントがあります。それをネタに陰口を言うキャストがいます。
ターゲットはやっぱり売上上位の子がターゲットになりやすく、それに嫉妬することが多いです。
この陰口や嫌がらせは、退店につながることもあります。売上上位の子が退店することになれば、お店にとってもかなりな損失になります。
必ずお店のルールには、陰口や嫌がらせをさせないことをルールに明記する必要があります。
ルールに関しては、また別に記事でご説明致します。

【4】金のためならどんなお客様でも受け入れる

よく店前でキャッチしているスタッフがいますが、このキャッチは実はそれなりの役職のある従業員がする必要があります。できれば店長クラスが良いです。
なぜかというと、客層を保つ必要があるからです。この客層ですが、最後の【5】コンセプトのない(理解していない)潰れる店となります。
このコンセプトに関しては下記で説明しますが、売上のためなら、どんな客でも入れてしまうということが問題です。
例えば、汚いスウェットに便所サンダルのおっさんを入れてしまった場合、それを接客するのはキャストになります。次回来店にならないフリーのおっさんに接客をするキャストはババを引いてしまったとなります。他のお客様がそれを見た際、この店って。。。となってしまいます。
この場合、金を持ってる・持ってないではなく、毛玉が付いたスウェットの人でも来れる店の価値に疑問が湧いてきます。高級店を謳っていなくても、お気に入りの子とそれなりのムードでお酒を飲みたいのに、ションベン横丁から直通なの?って、おっさんが視界に入ったら冷めませんか?

また、逆に成金プンプンの金さえ払えばいいだろ的な【お客様は神様は俺様】も同じく、他のお客様・キャストに迷惑をかける可能性もあります。警察沙汰になることも。

お客様の多くがお酒を飲まれて来店する方がほとんどだと思います。普段は紳士的な人でも、時に悪酔いしてしまうこともありますし、ちょっとはしゃいじゃうこともあると思います。それに関しては例外として、入店時から危険な香り漂うお客様、トラブルの火種になりそうなお客様はお断りしましょう。

最後は【5】コンセプトのない店

【コンセプト】非常に大事な要素です。
ビジネスをする上で、この【コンセプト】や【ヴィジョン】が必要になります。
お店の場合、どのようなコンセプトでお店を創るか。どんなキャスト・ホステスを揃え、どんなお客様に来店してもらいたいか。女の子以外に何に魅力を感じてもらいたいか。など、コンセプトを決めることが大事でお店運営の根幹になります。ちぐはぐなコンセプトでは、絶対流行らないです。
ちぐはぐがコンセプなら別ですが笑
2021年現在、言えることは、絶対的に【質】にこだわる必要があります。
この【質】も【ただ良い質】ではなく、そのコンセプトに基づいた他店との差別化での【質】です。

大衆的なキャバクラや激安店などは、誰でも開業・運営することが出来ます。
一瞬客足が伸びることもあると思いますが、このコンセプトがはっきりしていなければまた行きたいと思うことも少ないでしょう。在籍キャストに左右されてしまうような店では、優秀なキャストが抜けた途端、閉店に追い込まれてします。

お店の根幹とも言えるコンセプトをしっかり持ち、従業員・キャスト全員に理解されているお店は、繁盛店となりそのうち一流店と呼ばれるようになります。