おはようございます。
水商売はアナログな経営が多く、データをしっかりと管理・分析をしてるお店が少ないです。今回のテーマは、データを蓄積して分析し、適切な店舗運営できるようになるための記事となっております。
これからキャバクラの店長の方も、起業する方も、店長を目指す方も参考になると思います。
データに基づくキャバクラ経営とは
水商売では、まだまだ経験と勘に頼っていることがあります。経験や勘も必要ですが、データに基づいてお店を運営することはとても大事です。
キャバクラ用POSを利用しているお店もあると思いますが、POSは、痒いところにはなかなか手が届かないのが現状です。
そこで、POSを使っているお店もそうでないお店も、データを蓄積し活用するようにしましょう。
データの取り方、蓄積方法
まずは、POSを使っていない方へのデータの取り方です。お店によって欲しいデータが異なると思いますが、欲しくなってからでは、2度手間、3度手間となりますので、出来る限り細かくデータを蓄積します。
使うのは、エクセルでもGoogleスプレッドシートでも。表計算ソフトであれば何でも構いません。
来店データですが、一組ずつ伝票の内訳を入力をします。
- 新規・常連
- 来店時間
- 客数
- 同伴
- 本指名
- 場内指名
- オーダー
- フード
- ドリンク(シャンパン)
- ボトル
- その他(カラオケや持ち込みなど)
- 延長
- ルーム代(vipや個室などあれば)
その他、オーダーの項目があれば追加してください。例えば、当日10組のお客様の伝票であれば、これを入力します。これで1日分のデータが集計完了です。
次に、1日分の集計を合計し、月間データとして蓄積していきます。
この月間のものには、
- トータル営業時間
- キャストの出勤人数
- トータルキャスト報酬(平均値)
を、追加するとその後の参考になります。
このデータを蓄積することにより、前月、前年対比が見れるようになります。
曜日別の比較もできるため、一度比較してみましょう。
キャバクラやクラブで大きい支出はキャスト報酬です。待機時給対策されているお店は、ある程度軽減できますが、それでも大きい支出になります。このデータを蓄積することにより、来店時間、曜日、ピークなどが見れるため、出勤時間の調整や閉店時間の目安にできます。
さらにお客様の遊び方も数字でみることができるため、営業政策に役立つと思います。
上記のデータは、POSを導入しているお店では、大体の項目が当てはまっていると思います(営業データ)。必要なデータを蓄積して、分析するといいと思います。
POSを使っているお店の場合
痒いところというのはいろいろありますが
結構大事なのが【付け回し履歴】です。
付け回しの履歴を付けていくことにより
- 配せき率
- 場内率
- リピート本指率
などのデータが見えるようになります。
このデータは、付け回しの偏りや場内指名の獲得率、場内指名から次回来店での本指獲得数など、運営の根幹となるデータになります。
前の記事でも書きましたが、最悪な場内に繋がる可能性もありますので、良くみることが大事になります。
このように、データを蓄積し分析することで『適切な店舗運営』ができるようになります。
データを取っていくことが目的ではなく、データをどの視点から分析するかがポイントになりますので、データをしっかりと付けていきましょう。